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髪がパサつくのはなぜ?更年期に起こる髪質の変化
「最近、髪が乾いて広がる」「ツヤがなくて老けて見える」──40代を過ぎたあたりから、こうした悩みを感じ始める女性が少なくありません。その原因の一つにあるのが、更年期によるホルモンバランスの変化です。
更年期に入ると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が急激に減少します。エストロゲンは、髪のツヤやハリ、そして潤いを保つために欠かせないホルモンです。このホルモンが減ると、頭皮の皮脂分泌量も低下し、髪の保湿バランスが崩れてしまいます。
また、年齢を重ねるとキューティクル(髪表面のうろこ状の組織)が薄くなったり、開きやすくなったりします。これにより髪の内部の水分が逃げやすくなり、結果として「パサパサ」「ゴワゴワ」とした質感になってしまうのです。
外的なダメージも見逃せません。紫外線やエアコンの風、頻繁なカラーリング、過度なブローなどは、さらに乾燥を加速させる要因となります。つまり、更年期世代の髪は「内側からの潤い不足」と「外側からのダメージ」の両方によって乾燥しやすい状態にあるのです。
髪の水分量を保つには?日常生活でできる簡単ケア
1. シャンプーを見直す
まず最初に取り組みたいのが、毎日使うシャンプーの見直しです。洗浄力の強いシャンプーは頭皮の皮脂を必要以上に落としてしまい、乾燥を悪化させることがあります。更年期世代には、アミノ酸系や弱酸性のマイルドな洗浄成分を配合したシャンプーがおすすめです。
代表的な成分には「ココイルグルタミン酸Na」「ラウロイルメチルアラニンNa」などがあります。これらは髪と頭皮への刺激が少なく、必要な潤いを保ちながらやさしく汚れを落とします。
2. シャンプー後のすすぎと乾かし方を丁寧に
シャンプーのすすぎ残しは、頭皮の乾燥やかゆみの原因になることがあります。泡が残らないよう、時間をかけてしっかりとすすぎましょう。ドライヤーをかける際は、熱を近づけすぎないように注意し、20cmほど離して風を当てるのがコツです。
また、乾かす前にタオルで軽く水気を取り、仕上げに「冷風」で髪のキューティクルを引き締めると、ツヤが出やすくなります。
3. 栄養バランスのとれた食事を意識する
髪の潤いを保つには、体の内側からのケアも欠かせません。特に、髪を作るもととなるたんぱく質、そしてホルモンバランスを整えるためのビタミンB群や亜鉛、鉄分などを意識して摂取しましょう。
例えば、卵・豆腐・青魚・ナッツ類・ほうれん草などは、髪と頭皮の健康に良い食品です。バランスの良い食事を心がけることで、髪の内部に潤いを保つ力が高まります。

ドライヤー・トリートメントの正しい使い方
1. 濡れたまま放置はNG!早めに乾かす
お風呂上がりに「自然乾燥でもいいか」と思ってしまう方も多いですが、これは髪の乾燥を進めてしまうNG習慣です。濡れた髪はキューティクルが開いたままの状態で、とてもデリケート。放置すると内部の水分が蒸発し、パサつきや枝毛の原因になります。
タオルで軽く水気を取ったら、できるだけ10分以内にドライヤーで乾かしましょう。まずは根元を中心に乾かし、次に毛先へと風を当てていきます。髪全体が乾いたら、最後に冷風モードで仕上げると、キューティクルが閉じてツヤが出やすくなります。
2. ドライヤーの距離と角度にも注意
ドライヤーを近づけすぎると、熱によるダメージで髪がさらに乾燥してしまいます。理想は髪から20cm程度離すこと。ドライヤーを動かしながら、一定の場所に熱が集中しないようにしましょう。
また、風を上から下にあてるように意識すると、キューティクルの流れが整い、髪表面がなめらかになります。仕上げにブラシで軽く整えると、サロン帰りのようなツヤ感が得られます。
3. トリートメントは「置き時間」がカギ
トリートメントを塗ってすぐに流していませんか?実はそれでは効果が半減してしまいます。トリートメントは髪の内部に栄養を届けるものなので、3〜5分程度の放置時間を取るのがおすすめです。
シャンプー後に水気を軽く絞り、毛先を中心にトリートメントをなじませたら、シャワーキャップやタオルで包んで時間を置きましょう。温度が少し加わることで、成分がより浸透しやすくなります。
週に1〜2回は「集中ケアマスク」を取り入れるのも効果的です。特に、アルガンオイルやホホバオイル、シアバターなどの植物由来成分を含むものは、髪をやわらかく保ち、しっとり感を与えてくれます。
4. トリートメントの付け方にもコツがある
トリートメントは髪の根元ではなく、ダメージが集中しやすい中間〜毛先に塗布するのが基本です。根元に付けてしまうと、ボリュームダウンやベタつきの原因になることがあります。
なじませる際は、指先で髪を軽くもみ込むようにするのがポイント。力を入れすぎず、やさしく扱うことで、キューティクルを守りながらしっかりと潤いを閉じ込めることができます。
ヘアオイルを活用して潤いをキープ
1. ドライヤー前後の「ダブル使い」で保湿力アップ
更年期の髪には、保湿系のヘアオイルを取り入れるのもおすすめです。特にドライヤーの前後で使う「ダブル使い」は、髪を熱から守りながら、しっとり感を長持ちさせる効果があります。
ドライヤー前は、タオルドライ後に1〜2滴を手のひらに広げ、毛先を中心に軽くなじませます。乾燥が気になる部分だけにつけるのがコツです。乾かした後にもう一度少量を重ねると、ツヤとまとまりが出てスタイリングがしやすくなります。
2. オイル選びのポイント
ヘアオイルには軽いタイプから重いタイプまでさまざまあります。細い髪質の方は、さらっとした「ホホバオイル」や「アルガンオイル」などの軽めのオイルを選ぶと、ベタつかず自然なツヤが出ます。
一方で、乾燥や広がりが強い方は、保湿力の高い「シアバター」や「マカダミアナッツオイル」などが向いています。どのタイプでも、最初は少量から試し、自分の髪質に合う量を見つけることが大切です。

保湿系シャンプーの選び方
1. 髪と頭皮にやさしい「アミノ酸系」を選ぶ
パサつきやすい更年期世代の髪におすすめなのは、やさしく洗い上げるアミノ酸系シャンプーです。一般的な高洗浄タイプのシャンプーは、頭皮の皮脂を落としすぎて乾燥を招くことがあります。
アミノ酸系は、必要な潤いを残しながら汚れを落とすため、髪がしっとりまとまりやすくなります。代表的な成分としては「ココイルグルタミン酸Na」や「ラウロイルメチルアラニンNa」などがあります。
また、頭皮環境を整えることも重要です。乾燥した頭皮はフケやかゆみの原因になるだけでなく、髪のハリ・コシにも影響します。優しい洗浄力のシャンプーを使うことで、健康的な頭皮環境をキープしやすくなります。
2. 保湿成分をチェックする
シャンプー選びの際は、保湿力のある成分が配合されているかどうかもポイントです。以下のような成分が含まれているものを選ぶと、乾燥を防ぎやすくなります。
- ヒアルロン酸:髪の内部に水分を抱え込み、しっとり感を保つ
- セラミド:髪表面のバリアを強化し、水分蒸発を防ぐ
- 加水分解ケラチン:髪のダメージ部分を補修し、なめらかな指通りに導く
- 植物オイル:(アルガン・ホホバ・ツバキなど)髪に自然なツヤを与える
これらの成分がバランスよく配合されたシャンプーは、洗いながら保湿ケアもできるため、日常使いにぴったりです。
3. 洗いすぎないことも大切
頭皮の乾燥が気になる人ほど、実は「洗いすぎ」が原因になっていることもあります。朝晩2回のシャンプーは避け、基本は夜1回で十分です。日中に皮脂が気になる場合は、お湯で軽く流すだけでも頭皮を清潔に保てます。
また、シャンプー後のすすぎ残しもトラブルのもとです。ぬるま湯で1〜2分ほどかけて、しっかり泡を流すように心がけましょう。
毎日の習慣で髪の潤いを守るコツ
1. 紫外線対策を忘れずに
顔と同じように、髪や頭皮も紫外線によるダメージを受けます。外出時は、UVカット効果のあるスプレーや帽子を活用して、乾燥を防ぎましょう。特に春〜夏は紫外線量が増えるため、毎日の習慣にすると安心です。
2. エアコンの風に注意する
室内の冷暖房も髪の乾燥を進める原因です。直接風が当たらない位置に座る、または加湿器を併用するなどして、髪や頭皮の水分を保ちましょう。特に冬場は湿度が下がりやすいため、保湿対策がより重要になります。
3. 睡眠とストレス管理も美髪のカギ
髪の健康は生活習慣にも深く関係しています。睡眠不足やストレスはホルモンバランスを乱し、髪の潤いを保つ力を弱めてしまいます。しっかりと休息を取り、ストレスを溜め込まない生活を心がけましょう。
リラックスできる時間を意識的に作ることで、自律神経が整い、血行も促進されます。血流がよくなると、髪の根元まで栄養が届きやすくなり、自然とツヤのある髪へと近づいていきます。
まとめ:丁寧な保湿ケアで「年齢を感じさせない髪」へ
更年期になると、ホルモンバランスの変化によって髪の水分保持力が低下し、パサつきやすくなります。しかし、毎日のケアを見直すことで、その変化をやわらげることは十分可能です。
この記事で紹介したように、
- やさしいアミノ酸系シャンプーで潤いを守る
- ドライヤーの熱ダメージを防ぐ
- トリートメントやヘアオイルで水分を閉じ込める
- 生活習慣や食事で内側からサポートする
この4つを意識するだけで、髪のまとまりやツヤは少しずつ変わっていきます。年齢を重ねても「潤いのある髪」を維持するために、毎日の小さなケアを大切にしていきましょう。

